開平望楼からかえって来た翌朝は次の目的地に進む前に陶陶居で飲茶。
陶陶居はかつては魯迅など何人もの文人が通ったと言われる伝統の酒家だ。堂々としたこの看板も康有為の筆による物である。
店内に入るとテーブルに案内される。それなりに人の入っている時間帯だったので相席だったが飲茶ではこれは普通。メニューは一品4〜13元の点心そしてもちろんお茶。僕はプーアル茶、友人はジャスミン茶を頼んだ。
テーブルの周りをワゴンが回る。ワゴンにはそのワゴンが持っている料理の札が掲げられているし、実物を見たければ気軽に見せてくれる。注文した物は豚まん、エビシューマイ、スペアリブなど等。。。
さすが老舗の味だけあってどれもレベルの高い次元でよくまとまっている。それでいて大衆的な価格設定で充足度は満点。友人はスペアリブに大興奮、うまいうまいと言って骨にシャブリついている。そしてついに我慢できずビールを注文。青島ビールの純生。最近でてきたビールでなかなかうまい。外資ビールが幅を利かせているが青島ビールにもがんばってほしい物だ。
ビールが入ってくると、もはやプーアル茶がどう、国産ビールがどうなどといってられなくなる。どんどんと楽しくなっていってこの夜は長い夜となったがここでは割愛。
贅沢旅はこれにて終了、これからだんだんとバックパッカーらしい旅へと向かう。